祖母の脳内出血の兆候ー祖母が倒れるまで過ごした6ヶ月間。
20代半ばから海外をベースに過ごしていた私は、帰国するたびに家族の”老い”を人一倍感じていました。
- 白髪は増えたな〜
- シワが増えてるな〜
- 疲れやすくなったな〜など
まぁ確実に自分も歳をとっているのはさておき・・・
今でも祖母に対して大きく残る後悔。
それは、兆候を察して脳外科専門の病院に連れていったら、今と結果は変わっていたのではないか。祖母と過ごした日を遡って、あれが兆候だったのではないかと、そんな間違い探しを未だに繰り返しています。
脳出血が起こる前に兆候はあるのか?
ここからは私が体験した個人的経験を書かせていただきます。
1. 同じことを繰り返ししゃべる
もしかしたら認知症のサインでもあったのかもしれません。しかし単純に老化からくる物忘れなのかどうなのか、素人には判断が難しいところです。
2. 過去の記憶がすっぽりなくなる
これは私がずっと引っかかっていた出来事でした。
私が小学生の時に、祖母が木下大サーカスを見に連れて行ってくれたことがありました。
炎の中ライオンが出てきたり、非現実的で感動的なパフォーマンスの数々。そんな思い出をなんと祖母が忘れていたのです。数年前まで覚えて、話していた、絶対忘れることのできない二人の思い出です。
ショックでした。
「何、おばあちゃん忘れちゃったのー?」
なんて言って笑って、話題を変えましたが、何かおかしいという気持ちを持ちながらも、これが老化なのかなと思いつつ、大きな違和感を覚えたこと今でも鮮明に覚えています。
3.半身の冷え性
これも直接脳出血と関係あるのか疑問ですが、祖母は昔から大の冷え性。
しかもなぜか左半身だけが特に冷えるという症状がありました。
私が帰国している間の6ヶ月、実は祖母にも自分が忘れっぽくなったという自覚がありました。プラス、左半身の冷えもあり、祖母は冗談で私に、
「もうおばあちゃん、脳の半分働いてないのね〜」
なんて言っていた矢先の脳内出血が起こりました。
4. 薬の管理ができない。(飲み忘れ+過剰摂取)
今までのおばあちゃんならありえないことだったと思います。
私が帰国してからは、出不精になっていた祖母を連れ、脳外科以外は全部行ったといるほど病院に連れまわしていました。
なので、常備薬に加え新しい薬の増えていたので、混乱していた祖母に、ピルケースを用意しました。
一回の飲む量を全て用意し、マジックで朝・昼・晩と絶対間違わないようにしましたが、なんとそれでも起こる飲み忘れ・過剰摂取。
内科、胃腸科、整形外、眼科など病院を全て回った後の脳出血。
余計に、なぜ脳・・・という悔しさ。
なかなか家族という近しい間柄でも、脳外科に行こう!なんて、相手のプライドを傷つけることなかなかいえないですよね。。
何かおかしい違和感って意外に当たってるのだと、そこで行動を起こすか、起こさないかで運命が変わっていたのかなーと自問自答を繰り返すています。